仮想OSは、本来有料のソフトであったが、数年前MicrosoftがMSバーチャルPC2004を無料化し、一般に公開したのをきっかけに私は直ぐに導入して積極的に使用し始めた。
当時、事務所内でWindows9XシリーズとWindowsNT系を混在させてシステムを運用していたのだが、運用台数が少なかったため、特定のOSのみで起動するソフトであっても特に不便を感じない時代だった。
Windows9X系が全て無くなり、Windows2000以降になるとOfficeのバージョンもアップされていく過程で「アクセス」などで作成されたオリジナルソフトがエラーを出し始めた。つまり、新しいアクセスに対応していないため、新規に作り直さなければならないのだが、残念ながら、ソフト開発メーカーに作ってもらった(特別に無料だったが)ため、私たちの知識では改良も難しく、結局そのソフトのために一台のパソコンを犠牲にして、古いバージョンのOfficeをセットアップしていた。
WindowsXPが登場し、先行的に一台のパソコンだけアップグレードして社内システムとの整合性を取ってみたところ、ルーターとドットプリンターがどうも具合が悪い。
なお、ローカル接続なら問題なくプリンターは稼働してくれるのだが、ハブを経由するネットワークプリンター状態ではうまく認識してくれない。
しかしながら、時代はWindowsXP一色になり始めていて、私たちに支給されたノート型パソコンもWindowsXPとなった。
なお、ドットプリンターは指定された専用納品書や複写式の発注書専用のため、それ以外の業務では支障がなかったが、やはり不便は不便だった。
そんな時、MSバーチャルPC2004が無料となったのである。
果たして、ホストOS上で仮想OSがどのように動作するのか、全く知識も情報も不足する中で取りあえず、自宅のパソコンにインストールし数ヶ月間運用してみたが、Windows9X系は何らかのエラーが出ると、所謂OSクラッシュ状態となってしまい、かなり神経を使いながらの運用だったので、このまま会社のシステムには転用できないなと考えていた。
その中で、Windows2000のライセンスが手に入ったので、早速それを仮想OS化してみたところ、大変調子がいい。
またその後、MSバーチャルPC2007が出たが、これを使って仮想OS化したWindows9X系でのエラーは極端に無くなった。
かなり改良されたのかと思うが、ネットでの情報ではさして内部的にいじっているわけではなく対応OSの幅が増えた程度となっているが、個人的には相当改良したと思っている。
現在、Microsoftのおかげで会社では、全てのパソコンの機能が統一されどこからも同じ感覚で操作できるようになった。
仮想化されたOSは、メモリーの消費量が少なく軽く動作する、Windows95とWindows2000。
Windows95の知らない世代も結構いて、物珍しい様子だ。
ホストはWindowsXPであり、今のところWindowsVistaは一台も運用されていない。
最近最新バージョンがリリースされたバーチャルボックスはUSBがサポートされているが、個人使用に限定されているのと、会社で仮想OSを使用する上でUSBが使えないことの不便さが全くないので、MSバーチャルPC2007で十分と思っている。
情報では、バーチャルボックス2.2Windows版は、不具合が出ることが多いらしく、前バージョンに戻される方が多いようだ。
私の場合、家ではMacにバーチャルボックス2.2をインストールし、そこにWindowsVistaをセットアップしているが、特別な問題は発生していない。
いずれにしても仮想OSというものが、大変便利であることは間違いない。
もちろん最新のOSで、古いシステムや古いソフトなどを全てカバーしてくれれば仮想OSの活用頻度も低くなるのだが、Windowsが新しくなる度に使えないもろもろが発生して「もったいない」ことが出てくる。
WindowsXPのサポートも期限切れのようだし、Windows7のリリース(RC版が5月の頭にダウンロードが可能になる情報がある)がいつだろうかと取りざたされている昨今、さらに仮想OSソフトの活躍の場が広がっていくことだろう。
また、企業側も一台で数OSを運用出来る仮想化は、システムコスト(ハードや光熱費など)の削減と同時に設置面積の縮小も可能であり、今後は大幅に導入されて行くだろうと言われている。
私的にこれからは無料ソフトの機能性に限界が生じてくるとも思われ、時期になったら有料の仮想OSソフトを一本購入する必要があるだろうと思う。
お遊びのもう少し高度な状態で使用している内は今のままでもいいが、家庭内であってもシステムの一つとして運用しようとなったならば、ソフトメーカーの十分なサポートが得られる有料版に移行した方が安心だ。
ということを結論として、ひとまず私の仮想OS体験記を終えたい。
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