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2009/07/01

ミツバチ

コアラがあまりにも凄い猛暑のため、通りかかった人から直接水をもらうなどの画像や動画がYouTubeなどを通して、目に入ることが多くなった。

今年は、史上最大と言われるブッシュファイアーがオーストラリアを襲い、多くのかたが犠牲になった。

ブッシュファイヤーは避けることの出来ない自然災害ではあるが、今年の規模は地球温暖化による異常気象が相当後押しした結果ではないかと言われている。

地球の地方では豪雨。
違う地方では乾燥。

この日本も、近年ゲリラ豪雨などと言う、集中豪雨が多発する一方、水不足化も激しい地域が発生し、過去の気象データが全く通用しないケースが頻発している。

ここに一冊の本がある。

「ニホンミツバチが日本の農業を救う」(久志 冨士男氏 著)である。
図書館に寄った折に、新刊本として入荷したての本だったが、たまたま目に付いた。

近年、世界的にミツバチが減少し、果樹園での収穫が激減しているという話は、新聞などに時折掲載される事があり、私自身地球の気候変動などとどうしても結びつけてしまうところがあり、気になってはいたが、たまたま表題を目にして読んでみようと借りてきた。

ミツバチは幾種類も存在し、養蜂家が飼育し蜂蜜を採取するのは「セイヨウミツバチ」と「トウヨウミツバチ」であり、「ニホンミツバチ」はトウヨウミツバチの亜種であることを知った。

そして、減少しているのは主にセイヨウミツバチであり、こちらは気候変動の影響が多く占めることで現象しているのではないかと言うことらしい。
しかし、環境に比較的強いニホンミツバチは、減少ないし絶滅という現象は、森林伐採と蜂に適さない植林、農薬などによる影響が非常に多いと言うことをこの本は語っている。
しかし、これらは日本国内の事が中心である。

この本の最後に、オーストラリアの養蜂状況について語られている部分がある。
絶滅地域の再生などの体験談や実践談など比較的楽しく、この本を読ませていただきながら、最後の部分で一気に悲観的になりそうな内容と化す。

オーストラリアは、ユーカリが大地を埋め尽くすように咲き乱れ、結果ミツバチたちも恵まれた環境で、絶え間なく広範囲に活動を行っている。
しかし、2007年殆ど降水が無く大干ばつに見舞われ、時期になってもユーカリの花が咲かない。
そのため、ミツバチたちが受けたダメージは相当のものだったらしい。

そして、著者は語っている。
地球温暖化に対し「地球はこの年、引き返すことのできない地点を踏み越えたのでは無いだろうか?」と。

更に、オーストラリアはミツバチ以外に小麦の主要生産国である。
方や日本はほぼ全てを輸入に頼っている。
今年、オーストラリアの小麦は30%以上の収穫減である。
地球温暖化の影響で、その生産高が0になる可能性も否定できないのだという。

果たして、私たち日本人はその時どうすればいいのだろう。


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